
ジュエリーによく使用されている金色や白金色、銀色の金属は、
主に"貴金属"と呼ばれる地金の事を指します。
貴金属とは、地球上に存在する数ある金属の中でも特に産出量が
少なく、空気中で加熱されても酸化変異がしにくく、耐腐食性が
ある金属の事を指し、一般的には、金(gold,aurum)、銀(silver)、
白金(platinum)、パラジウム(palladium)、ロジウム(rhodium)、
イリジウム(iridium)、ルテニウム(ruthenium)、
オスミウム(osmium)の8元素の事を総称して、そう呼んでいます。
中でも、ジュエリー素材としてメインに使用される地金は、
金、シルバー、プラチナの3種類の素材となりますが、いずれも
柔らかく、変形しやすい為、そのままジュエリー加工を施すのには
不向きと言われています。
そこで、それぞれの地金に合金を施す事で、地金に硬さを持たせたり、
カラーバリエーションを持たせる為に、割金を施す事で地金の色を
変えたりして、加工しやすくしてからジュエリーにしている事が
ほとんどです。
ここでは、主にこの3種類の素材の特徴についてご紹介します。
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ジュエリーの地金素材としては最も一般的かつポピュラーな素材で、
柔らかく、展延性があり、重く、そして光沢のある黄金色に輝く
貴金属の事を指します。
展延性があるので、非常に加工しやすいのが特徴で、耐腐食性に優れて
いるので酸(王酸を除く)などにも溶ける事がありません。
金自体は変色する事がないのですが、混ぜ物が表面化して変色する事が
あります。
比重もあるので、程よい重量感が着け心地を良くするでしょう。
よくゴールドの愛称で親しまれていますが、元素記号では
"aurum(アウラム)"からとって「Au」が正式な呼称となります。
世界的にもその希少価値を認められている金は、金本位制の名のもとに
最も価値ある金属として扱われ、ジュエリー以外にも資産運用などとして
活用されています。
その為、取引価格は高く、売値も高値になりがちです。
金は非常に柔らかい為、ジュエリー加工が施される際は、主に混ぜ物を加え、
強度を出している為、金の含有量によって下記の品位に分かれています。
純金(K24)、K22、K20、K18、K14、K10、K9など。
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一般呼称 |
金、gold(ゴールド)、aurum(アウルム) |
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・ジュエリーで使用される品位
純金(K24) |
金の含有量100%の純金、非常に柔らかく変形しやすい。 |
K22 |
金の含有量91.7%の金素材、柔らかく変形しやすいが、高級金製品として扱われる。海外製品に多い。 |
K20 |
金の含有量83.5の金素材、まだ柔らかいがリングなどにはここらへんから使用される。 |
K18 |
金の含有量75%の金素材、一般的な日本のジュエリーはこの品位が用いられる。 |
K14 |
金の含有量58.5%の金素材、カラーバリエーション豊富なハワイアンジュエリーに使われる事が多い。 |
K10 |
金の含有量41.7%の金素材、金の含有量が少ない為、金ジュエリーの中では安価で販売されている。 |
K9 |
金の含有量37.5%の金素材、金の含有量が少ない為、混合物によるアレルギ―反応が出やすい。 |

ジュエリーの地金素材としては金同様に、一般的かつポピュラーな素材で、
重く、そして光沢のある白金色に輝く貴金属の事を指します。
希少性においては金よりも産出量が少なく、年間で約150tほどしか
取れない為に、非常に高値で取引されています。
プラチナは金同様に耐腐食性に優れており、酸(王酸を除く)などにも
溶ける事なく、プラチナ自体は変色する事がないので、不変の輝きを持つ
貴金属と言われています。
更に比重も金より重く、重量感もあり、熱にも強いので、金よりも
耐腐食性に優れている為、理想的な貴金属と言えるでしょう。
プラチナの愛称で親しまれていますが、元素記号でも
"platunum(プラチナ)"からとって「Pt」が正式な呼称となります。
世界的にもその希少価値を認められ、そして金よりも産出量が少ない
プラチナは、やはり最も価値ある金属として扱われ、ジュエリー以外にも
資産運用などとして活用されています。
プラチナは金や銀に比べると比較的硬さがありますが、それでも
ジュエリー加工が施される際は、主に混ぜ物を加え、強度を出す必要が
ある為、プラチナの含有量によって下記の品位に分かれています。
純プラチナ(Pt1000)、Pt950、Pt900、Pt850など。
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・ジュエリーで使用される品位
pt1000(純プラチナ) |
プラチナの含有量100%の純プラチナ、非常に柔らかく変形しやすい。 |
pt950 |
プラチナの含有量95%のプラチナ素材、まだ柔らかく変形しやすいが、高級プラチナとして扱われる。 |
pt900 |
プラチナの含有量90%のプラチナ素材、一般的な日本のジュエリーはこの品位が用いられる。 |
Pt850 |
プラチナの含有量85%のプラチナ素材、主に細いネックレスなどに使われる事が多い。 |

ジュエリーの地金素材としては最も一般的かつポピュラーな素材で、
柔らかく、金に次いで展延性があるので加工に適した貴金属と言えます。
よくシルバーの愛称で親しまれていますが、元素記号では
"argentum(アルゲントゥム)"からとって「Ag」が正式な呼称となります。
一方で、耐腐食性は低く、金やプラチナに比べると空気中の硫黄成分や
汗などの酸化により地金の変色が見られ、黒く変色しやすい素材です。
熱にも弱く、変形しやすいのが特徴です。
しかし、産出量は多く、取引価格も比較的安価な為、手に入れやすい
素材と言えます。
また銀は、プラチナよりも光の反射率が良い為、ギラッとした光沢と
輝きをお望みの方には非常に魅力的に映るでしょう。
比重も金・プラチナに比べると軽いですが、黒く変色しやすい特徴を
活かして、燻しをかける事が出来るので、使用感と重量感を見た目で
演出する事が出来ます。
シルバーは非常に柔らかい為、金やプラチナ同様にジュエリー加工が
施される際は、主に混ぜ物を加え、強度を出している為、
シルバーの含有量によって下記の品位に分かれています。
純銀(SV1000)、SV999、SV958、SV925、SV900、SV833、SV826など。
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一般呼称 |
銀、silver(シルバー)、argentum(アルゲントゥム) |
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・ジュエリーで使用される品位
SV1000(純銀) |
銀の含有量100%の純銀、非常に柔らかく変形しやすい。 |
SV999(コマーシャルシルバー) |
銀の含有量99.9%の銀素材、トリプルナインとも呼ばれる。非常に柔らかく変形しやすい。 |
SV958(ブリタニアシルバー) |
銀の含有量95.8%の銀素材、まだ柔らかく変形しやすいが、高級シルバーとして扱われる。 |
SV925(スターリングシルバー) |
銀の含有量92.5%の銀素材、一般的な日本のジュエリーはこの品位が用いられる。 |
SV900(コインシルバー) |
銀の含有量92.5%の銀素材、銀貨などはこの品位が使われる。 |
SV833(ダッチシルバー) |
銀の含有量83.3%の銀素材、一般的なオランダのジュエリーはこの品位が用いられる。 |
SV826(ダニッシュシルバー) |
銀の含有量82.6%の銀素材、一般的なデンマークのジュエリーはこの品位が用いられる。 |
SV800(シャーマンシルバー) |
銀の含有量80%の銀素材、一般的な銀食器などはこの品位が用いられる。 |

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